哀しみの ウッ!

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     3月下旬、複数の方から浦川でカワセミを見たという情報をいただき、探しに出掛けた時の事だ。この川は感潮河川で河口の水位は大きく変わる。廃船にカワウが一羽止まっていたので何気なく撮影した。

     

     自宅に戻って写真を見たら、背中の白いものに気が付いた。拡大してみた。

     

     こいつ、怪我してる!

     

     何となく気になって、数日後同じ場所に行ってみた。いた。怪我は治ったのかな? でもこちらを向いていたので背中の怪我の状態は分からなかった。

      

     

     その一週間後。やはり背中に盛り上がりがある。まだ治ってない・・・

     

     この日はお目当てのカワセミの鳴き声を聞いた。姿を探していると飛び去る後ろ姿が見えたが写真は間に合わなかった。でもいることは確認できた。

     

     さらに一週間後。まだ左肩に違和感が残っている(プロ野球のピッチャーみたい)。

      

     怪我してる割には意外と元気そうで 歩く姿も普段と変わりないように見える。早く治るといいね。頑張って!

     

     さらに一週間後。相変わらず一羽で廃船の近くにいた。もう一か月以上このカワウを観察しているが、まだ完治してないみたい。

     

     この写真を拡大して驚いた。怪我の原因は実は人間だった。下の拡大写真を見て欲しい。矢印の先にループした釣り糸が見える。

     

     幸い、絡んでいるだけで血が出たりしているわけではなさそなので一応安心はしたが、ウも辛いだろう。仲間から離れて彼(彼女?)は一人で暮らしている(単にお一人様を満喫しているだけかもしれないが)。群れてないから「3密」にも当たらないか。

     できれば釣り糸を取ってあげたいのだが・・・       2020年5月15日


    一日一回一時間程度のウォーキング

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       疫病対策の自粛が続く中、3密を避けての一日一回程度の散歩は精神衛生上むしろした方がよい。しかし過密都市東京では難しいのではないかと心配だ。仕事は在宅で、学校も休み、外食に出るな旅行はするな。これではちょっと道や公園に出ただけで人が集まってしまう。

       その点当地は人とすれ違わずに散歩することはいとも簡単だ。Stay-Home-Weekを乗り切って、新緑の季節の生き物に出会いに国指定史跡『棚底城跡』近くの水辺を歩いてみた。

       東京で「誰ともすれ違わずに10分間歩き続ける」ゲームと、我が町で「10分内に道で出会った人にこんにちわと声をかける」ゲームは難易度が同じかも。この日は田んぼで作業しているおじさんの姿を見かけたものの、道を尋ねるほどの距離には近づけない。3密の心配どころじゃない。

       棚底城跡に着いた。ちょっと来ない間にパンフレットボックスが設置されていた。

        

       

       棚底城の入り口脇には山の神様(地元では「やんかんさま」)が祀られていて、神様の向こうは溜池になっている。

       

       カルガモが泳いでいた。

       

       

       みなもを見ていると、何となくモネの睡蓮を思い出した。

       

       でもね、この水草は睡蓮でもジュンサイでもなかったのよ。いったい誰なんだろうね・・・

       

       溜池の周りにはノイバラが咲いていて、花にハナアブが忙しそうに頭を突っ込んでいた。

       

       

       倉岳登山道とXアスロンのトレールコースの入り口看板前。昆虫が道案内してくれる。その名も『みちあんあい』(ニワハンミョウ)。七色とはいかないが、結構おしゃれな昆虫だ。なぜかこいつは人が歩く方向に先回りして、まるで道案内しているような行動を取る。向こうにしてみれば「何で人間はいつも俺らがよける方向にしか歩いてこないんだ!」って言ってるかも。

       

       

       今年は天草Xアスロンも中止になってしまったが、入口の看板にシオカラトンボが止まっていた(下の写真の看板の左上に注目)。

       

       

       ミスジチョウもいた。

       

       

       看板から登山道に入ったら、今度はカワトンボがお出迎え。

       

       

       正面から見たらまるで「ロボトンボ」。

       

       

       ロボトンボだけでなく、イトトンボもいる。アジアイトトンボの♂。

       

       

       同♀。深緑をしている。

       

       

       何かカゲロウみたいにひらひらと落ちた。近づいて見ると羽化したばかりのシオカラトンボ。しっとりと濡れたような羽が光っている。

       

       そしてこちらが飛び回るようになったシオカラトンボ。羽の質感の違い。

       

       

       これでちょうど一時間程の散歩。人間には会わなかった。 2020年5月8日


      Stay Home 週間

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         今週は"Stay-Home-Week"。天草ではまだ新型コロナ感染者が一人も出ていないが、市役所は毎日何度も防災無線で海に向かって「コロナ感染防止のために釣りや潮干狩りも自粛して」と呼びかけてる。何もそこまで、と思うが一旦感染者が出てしまえば医療崩壊に直結しかねないので致し方ないかも。

         例えは悪いが、「自宅謹慎状態」なので窓からの景色を眺める時間が多くなる。天草ライフは生き物が多いので意外に面白い。空を見上げればいつでもトンビとツバメが飛んでいるし朝はイソヒヨドリのさえずりで起こされる。野鳥は季節ごとに種類が入れ替わる。しかし冬に餌付けができないかと作った餌台にはまだ食べに来てくれない。

         

         強風が吹くと餌が飛ばされ地面に落ちる。するとスズメなどが目ざとく見つけて食べているから、板の上に餌があることは分かっていても警戒して来ないのだろう。きっかけがないと無理なのか?人懐っこいヤマガラに期待しているのだが、脚立や石垣には止まっても台の上には止まってくれない。

         

         

         天草は猫も多い。三毛猫は子猫を産むとうちに連れてくる。可哀そうだから追い払わないでいると居つく。そして成長するといなくなる。でも時々思い出したようにふらりとやって来る。この白い猫もそう。去年死んだ”へぐろちゃん”の弟だ。兄弟でよくここで遊んでいたことを懐かしんでいるみたい。僕らのことも分かっていて、「しろ!」と呼ぶと懐かしそうに近づいてくるので撫でてやったりする。

         

         今うちには白の弟と妹の兄妹猫が居付いている。お気に入りは濡れ縁にあるザル。今日も仲良くお昼寝。母猫は恋の季節で子猫にはもはや関心がない。

         

        へぐろもこのザルの中でよく昼寝してたな・・・

         

         池にヒヨドリがやってきた。カラスの行水と違って、直接池にタイブして豪快に水浴びする。連続写真でどうぞ。

         

         

         でもこの鳥は我が家の敵なんだよね。集団でやってきて庭の花や若芽を食べてしまう。先月花を食べられたさくらんぼ。残った実が色づき始めたので、用心棒を雇ってヒヨドリたちと闘争中だ。

         

         

         とまあ、こんな調子で読書の合間に窓の景色を見ながら過ごすのもいいものだ。でも毎日だと一週間持たないかも。やはり一日一回くらいは人がいない所への散歩くらいはした方がいい。都会では散歩に出たら図らずしも3密を作ってしまうが、田舎に住んでいれば安全な散歩は普通にできる。

         こんなことを予想していた訳ではないが、定年前に田舎に移住していて正解だったと思う。スカイツリーの展望台から見た首都圏の殺伐とした灰一色の景色を思い出してほしい。そこに人々は何層にも重なって住んでいる。過密なんてもんじゃない。東日本地震の時も今回のコロナもそうだが、脆くて危険だという事に目を向ける機会なのかもしれない。  2020年5月1日


        有明のまぐろ? タコじゃないの?

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           有明町と言えばタコの町。タコの炊き込みご飯や干物が有名だ。そこにまぐろ、と言っても「鮪」じゃない。「真黒」の話だ。

           天草は恐竜の時代から哺乳類の時代までの間にできた地層が、地殻変動で持ち上げられ、斜めに傾いて「ケスタ地形」を形作っている。しかし上島に聳え立つ倉岳山は、マグマが地層の弱いところを突き破って上がって出来たものだ。マグマが上がってきたのなら、マグマ近くの地層は熱で「オーブン加熱」状態になっているはずだ。そんな岩石がないか、御所浦白亜紀資料館の学芸員さんに聞いてみたら「有明町のまぐろ石(真黒石)がそうだ」と教えてくれた。

           倉岳山の北側にあたる有明海に面した海岸に行ってみた。天草市有明町。道の駅は臨時休業でひっそりしている。リップルランドの海岸のリアルなタコのモニュメントがお出迎え。リアルででけ〜!

           

           御所浦で恐竜のモニュメントも制作している方による作品だそうだが、これには「参った降参」だ。タコ壷のフジツボまでリアルにできている。

           おっと、タコでなくてまぐろだった!タコ広場から波打ち際まで下りられるように階段が整備されている。

            

           

           ♪誰もいない海。二人の愛を確かめたくって♪ なんて古いよね〜。でも珍しく人がいた。何か拾ってる。シーグラス(ガラスのかけらが波で洗われてきれいなタイルみたいになったもの)かな。

           

          アクセサリーでも自作するのかな?いずれにしても離れているので3密の対象外。安心して散歩を続ける。

           

           浜辺は丸い石ころで埋め尽くされているが、黒い石が多い。この黒い石が『真黒石(まぐろ石)』なんだそうだ。

           

           拡大するとこんな感じの石ころ。黒でない石は真ん丸だけど、黒い石は角が丸まっただけのいびつな形のものが多い。。

           

           

           拾ってみると真っ黒で固く滑らかだ。まぐろ石同士を叩いてみると金属音がする。正体は「ホルンフェルス」。ブラタモリでもよく出て来る岩石。大昔の泥が固まって出来た”泥岩”(でいがん)がマグマの熱でオーブン焼きにされて固くなった石だ。とても固くて緻密で風化しにくい。だから真ん丸なまぐろ石が見当たらないんだ!いびつな形だからこんなことも出来る。

           

           

           ここ有明の海岸に転がるまぐろ石は、実はどこから出てきたかがまだ分かっていないそうだ。背後にマグマが「貫入」して出来た山があるわけだから、この近くの沢沿いの斜面のどこかにあるのだろうが・・・

           ホルンフェルスの産出地を突き止めたら地方紙に載るかもしれません。皆さん、いかがです?  2020年4月24日


          自粛をきっかけに出会った生き物

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             今週はピンクの花の写真から。よく見ると微妙に違う季節が同居していた。

             

             残念ながらこの2日後、鋤起こされて田んぼになった。

             

             地元の小中高は水曜日から疫病対策で再び休校になった。自宅に籠りがちの生活にあって、人のいない所を散歩することが数少ない息抜きだ。人があまりいないからいろんな生き物と出会う。地方ならではの楽しみだ。

             棚底港から諏訪神社を経て城山を巡るコースをベースに、脇道や小道を組合せてバリエーションを広げる。天気や時間、潮の高さによって見える景色が変わるのも面白い。棚底港を覗いてみると、岸壁にムラサキウニがいた。近くに海藻はなさそうだが、一体何を食ってるんだろう?

             

             食べてみたというチャレンジャーなおばさんの話によると、痩せてて中身があまりなくて美味くはなかったとか。やはり港の中では食べ物が少ないから”ダイエット中のウニ”。なんだろうね。

             

             港の旅客待合所付近には”海猫”がいる。

             

             いつも数匹たむろしている。案の定仲間が続々と集まってきた。でも餌もってねーし、バイバイ!

             

             

             さらに堤防を歩いて町の体育館前に。ここは昔イワシ加工場があって、海にトロッコ用のレールが残っている。そこに何かいた。

             

             正面に回ると目が合った。イタチだった。かわいい顔してるけど、獰猛で結構厄介なやつらしい。

             

             

             海岸を歩いて諏訪神社の一の鳥居をくぐり、お寺の横を抜けて15分ほどで城山の祇園堂に着く。山と言っても小高い丘だ。あちこちで鳥の鳴き声がする。祇園様を過ぎたあたりで動物の気配がする。イノシシか?

             

             音の主は”山猫”だった。枯葉の上で日向ぼっこ。にしても見事な保護色!

             

             山猫から10m程歩くと聞き慣れない鳥の声がした。姿を見たいが無理だろな、と思ったその時。ハトくらいの鳥が飛んで来て一瞬木の枝に止まった。あいにくの逆光だがとりあえずシャッターを押した。感度調整してもう一枚撮ろうとしてる間に飛び去った。

             

             大型のキツツキ、アオゲラだ。こんな身近にいたんだ!初めて見たので嬉しい!

             

             城山からは農道を通って帰る。途中にある柿の木にヒヨドリ大の鳥がいた。またまた逆光だが撮り続けるしかないみたい。尻尾が赤い。

             

             頭が特徴的。モヒカン?パンク?ヘビメタ?

             

             緋連雀(ヒレンジャク)だ。東京都三鷹市に「上連雀」とか「下連雀」の地名かあるが、この鳥がたくさんいたのかな? ちなみに尻尾が黄色い種類はキレンジャクだが、キレンジャーを連想した(昭和世代なもので)。尻尾が赤いのは、むしろ”アカレンジャー”の方がしっくりくるかも( ´艸`)。

             

             今は”田舎への疎開”は慎むよう要請が出ているが、どうだろう、騒ぎが治まったらここ天草で暮らしてみるのは? 2020年4月17日


            五足の靴を二足で巡る

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               疫病に罹らないようにと室内に居るばかりでは体に良くない。 換気がよく・人が密集せず・近距離で会話や発声しない 所を歩いて健康増進に努めようと二人で出かけた。

               本渡方面から国道266号を牛深方面に走り、県道24号線(本渡下田線)に入って約20分。天草西海岸の下田温泉に『五足の靴 文学遊歩道』がある。国道開通前の旧道を遊歩道として保存したものだ。『五足の靴』は新詩社同人の北原白秋はじめ若い詩人4人と与謝野寛の5人が綴った紀行文(岩波文庫「緑177-1」)にちなんでいる(関連記事はこちら)。実際に彼らが歩いた道とのことだ。

               入口に絵が描かれている「下田トンネル」を抜けて国道389号に突き当たって左折してすぐ。遊歩道入口の看板がある。上ると駐車場(場所はこちら)。

                

               

               ここ下田北は昔「下津深江」と呼ばれていたそうだ。『五足の靴』の一行は富岡から海路下津深江入りし、大江まで歩いた。その足跡をたどる道だ。 

                

               

               ここからスタート。

               

               

               分かりやすい標識があるし、100mごとに道標がある。

                

               北原白秋ら5人はここから高浜に至るまで険しい道を歩いたという。途中暗くなって迷ったらしい。明治40年に標識があったら迷わずに済んだろうにね。

               気持ちの良い遊歩道だ。途中展望所がある。

                

               天草灘を一望できる。

               

               

               ホテルの名前も『五足のくつ』。その前を通る。ひょっとして敷地内?

               

               

               その先に展望台の標識。

               

                期待して行ってみたが眺望開けず。残念。

               
               

               つづら折れの歩道。木の間から海が見える。曲がりきると眼下に海が広がる。

                

               

               アスファルト道路に出た。 道の反対側に標識がある。ここからさらに下る。

                

               

               途中スミレが咲いていた。その近くに標識があるが文字は読めない。

                

               

               海まで下るとゲストハウス風来望のBBQ場(場所はこちら)。遊歩道はここからまた山に入るが、これから先はほとんど眺望が開けない。唯一の展望所は木々に覆われ、テーブルと椅子は朽ちていた。海岸まで下りたら国道に戻って鬼海ヶ浦トンネル(場所はこちら)をくぐって国道沿いに駐車場に戻るのが賢明だと思う。 2020年4月10日


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              プロフィール

              管理人のたかぴーです。2017年、定年を待たず少〜しだけ早く退職して天草に移住しました。東京での生活が正常だと思っていたのが間違いだった。とりわけコロナで過密都市の恐ろしさを実感している所です。ここ天草はWithoutコロナ生活を送れるパラダイス。是非お越し下さい。

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