Stay Home 週間

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     今週は"Stay-Home-Week"。天草ではまだ新型コロナ感染者が一人も出ていないが、市役所は毎日何度も防災無線で海に向かって「コロナ感染防止のために釣りや潮干狩りも自粛して」と呼びかけてる。何もそこまで、と思うが一旦感染者が出てしまえば医療崩壊に直結しかねないので致し方ないかも。

     例えは悪いが、「自宅謹慎状態」なので窓からの景色を眺める時間が多くなる。天草ライフは生き物が多いので意外に面白い。空を見上げればいつでもトンビとツバメが飛んでいるし朝はイソヒヨドリのさえずりで起こされる。野鳥は季節ごとに種類が入れ替わる。しかし冬に餌付けができないかと作った餌台にはまだ食べに来てくれない。

     

     強風が吹くと餌が飛ばされ地面に落ちる。するとスズメなどが目ざとく見つけて食べているから、板の上に餌があることは分かっていても警戒して来ないのだろう。きっかけがないと無理なのか?人懐っこいヤマガラに期待しているのだが、脚立や石垣には止まっても台の上には止まってくれない。

     

     

     天草は猫も多い。三毛猫は子猫を産むとうちに連れてくる。可哀そうだから追い払わないでいると居つく。そして成長するといなくなる。でも時々思い出したようにふらりとやって来る。この白い猫もそう。去年死んだ”へぐろちゃん”の弟だ。兄弟でよくここで遊んでいたことを懐かしんでいるみたい。僕らのことも分かっていて、「しろ!」と呼ぶと懐かしそうに近づいてくるので撫でてやったりする。

     

     今うちには白の弟と妹の兄妹猫が居付いている。お気に入りは濡れ縁にあるザル。今日も仲良くお昼寝。母猫は恋の季節で子猫にはもはや関心がない。

     

    へぐろもこのザルの中でよく昼寝してたな・・・

     

     池にヒヨドリがやってきた。カラスの行水と違って、直接池にタイブして豪快に水浴びする。連続写真でどうぞ。

     

     

     でもこの鳥は我が家の敵なんだよね。集団でやってきて庭の花や若芽を食べてしまう。先月花を食べられたさくらんぼ。残った実が色づき始めたので、用心棒を雇ってヒヨドリたちと闘争中だ。

     

     

     とまあ、こんな調子で読書の合間に窓の景色を見ながら過ごすのもいいものだ。でも毎日だと一週間持たないかも。やはり一日一回くらいは人がいない所への散歩くらいはした方がいい。都会では散歩に出たら図らずしも3密を作ってしまうが、田舎に住んでいれば安全な散歩は普通にできる。

     こんなことを予想していた訳ではないが、定年前に田舎に移住していて正解だったと思う。スカイツリーの展望台から見た首都圏の殺伐とした灰一色の景色を思い出してほしい。そこに人々は何層にも重なって住んでいる。過密なんてもんじゃない。東日本地震の時も今回のコロナもそうだが、脆くて危険だという事に目を向ける機会なのかもしれない。  2020年5月1日


    有明のまぐろ? タコじゃないの?

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       有明町と言えばタコの町。タコの炊き込みご飯や干物が有名だ。そこにまぐろ、と言っても「鮪」じゃない。「真黒」の話だ。

       天草は恐竜の時代から哺乳類の時代までの間にできた地層が、地殻変動で持ち上げられ、斜めに傾いて「ケスタ地形」を形作っている。しかし上島に聳え立つ倉岳山は、マグマが地層の弱いところを突き破って上がって出来たものだ。マグマが上がってきたのなら、マグマ近くの地層は熱で「オーブン加熱」状態になっているはずだ。そんな岩石がないか、御所浦白亜紀資料館の学芸員さんに聞いてみたら「有明町のまぐろ石(真黒石)がそうだ」と教えてくれた。

       倉岳山の北側にあたる有明海に面した海岸に行ってみた。天草市有明町。道の駅は臨時休業でひっそりしている。リップルランドの海岸のリアルなタコのモニュメントがお出迎え。リアルででけ〜!

       

       御所浦で恐竜のモニュメントも制作している方による作品だそうだが、これには「参った降参」だ。タコ壷のフジツボまでリアルにできている。

       おっと、タコでなくてまぐろだった!タコ広場から波打ち際まで下りられるように階段が整備されている。

        

       

       ♪誰もいない海。二人の愛を確かめたくって♪ なんて古いよね〜。でも珍しく人がいた。何か拾ってる。シーグラス(ガラスのかけらが波で洗われてきれいなタイルみたいになったもの)かな。

       

      アクセサリーでも自作するのかな?いずれにしても離れているので3密の対象外。安心して散歩を続ける。

       

       浜辺は丸い石ころで埋め尽くされているが、黒い石が多い。この黒い石が『真黒石(まぐろ石)』なんだそうだ。

       

       拡大するとこんな感じの石ころ。黒でない石は真ん丸だけど、黒い石は角が丸まっただけのいびつな形のものが多い。。

       

       

       拾ってみると真っ黒で固く滑らかだ。まぐろ石同士を叩いてみると金属音がする。正体は「ホルンフェルス」。ブラタモリでもよく出て来る岩石。大昔の泥が固まって出来た”泥岩”(でいがん)がマグマの熱でオーブン焼きにされて固くなった石だ。とても固くて緻密で風化しにくい。だから真ん丸なまぐろ石が見当たらないんだ!いびつな形だからこんなことも出来る。

       

       

       ここ有明の海岸に転がるまぐろ石は、実はどこから出てきたかがまだ分かっていないそうだ。背後にマグマが「貫入」して出来た山があるわけだから、この近くの沢沿いの斜面のどこかにあるのだろうが・・・

       ホルンフェルスの産出地を突き止めたら地方紙に載るかもしれません。皆さん、いかがです?  2020年4月24日


      自粛をきっかけに出会った生き物

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         今週はピンクの花の写真から。よく見ると微妙に違う季節が同居していた。

         

         残念ながらこの2日後、鋤起こされて田んぼになった。

         

         地元の小中高は水曜日から疫病対策で再び休校になった。自宅に籠りがちの生活にあって、人のいない所を散歩することが数少ない息抜きだ。人があまりいないからいろんな生き物と出会う。地方ならではの楽しみだ。

         棚底港から諏訪神社を経て城山を巡るコースをベースに、脇道や小道を組合せてバリエーションを広げる。天気や時間、潮の高さによって見える景色が変わるのも面白い。棚底港を覗いてみると、岸壁にムラサキウニがいた。近くに海藻はなさそうだが、一体何を食ってるんだろう?

         

         食べてみたというチャレンジャーなおばさんの話によると、痩せてて中身があまりなくて美味くはなかったとか。やはり港の中では食べ物が少ないから”ダイエット中のウニ”。なんだろうね。

         

         港の旅客待合所付近には”海猫”がいる。

         

         いつも数匹たむろしている。案の定仲間が続々と集まってきた。でも餌もってねーし、バイバイ!

         

         

         さらに堤防を歩いて町の体育館前に。ここは昔イワシ加工場があって、海にトロッコ用のレールが残っている。そこに何かいた。

         

         正面に回ると目が合った。イタチだった。かわいい顔してるけど、獰猛で結構厄介なやつらしい。

         

         

         海岸を歩いて諏訪神社の一の鳥居をくぐり、お寺の横を抜けて15分ほどで城山の祇園堂に着く。山と言っても小高い丘だ。あちこちで鳥の鳴き声がする。祇園様を過ぎたあたりで動物の気配がする。イノシシか?

         

         音の主は”山猫”だった。枯葉の上で日向ぼっこ。にしても見事な保護色!

         

         山猫から10m程歩くと聞き慣れない鳥の声がした。姿を見たいが無理だろな、と思ったその時。ハトくらいの鳥が飛んで来て一瞬木の枝に止まった。あいにくの逆光だがとりあえずシャッターを押した。感度調整してもう一枚撮ろうとしてる間に飛び去った。

         

         大型のキツツキ、アオゲラだ。こんな身近にいたんだ!初めて見たので嬉しい!

         

         城山からは農道を通って帰る。途中にある柿の木にヒヨドリ大の鳥がいた。またまた逆光だが撮り続けるしかないみたい。尻尾が赤い。

         

         頭が特徴的。モヒカン?パンク?ヘビメタ?

         

         緋連雀(ヒレンジャク)だ。東京都三鷹市に「上連雀」とか「下連雀」の地名かあるが、この鳥がたくさんいたのかな? ちなみに尻尾が黄色い種類はキレンジャクだが、キレンジャーを連想した(昭和世代なもので)。尻尾が赤いのは、むしろ”アカレンジャー”の方がしっくりくるかも( ´艸`)。

         

         今は”田舎への疎開”は慎むよう要請が出ているが、どうだろう、騒ぎが治まったらここ天草で暮らしてみるのは? 2020年4月17日


        名残の菜の花

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           菜の花もそろそろ終わり。正月明けに満開だった畑(下左)は順番に田んぼになりつつある(下右)。残っている畑を散歩してみた。

            

           

           天草市倉岳町宮田。扇状地の山の際まで、段々畑に菜の花が咲いている。盛りは過ぎたが、まだ菜の花の階段が見られた。

           

           

           海を振り返ればうららかな半農半漁の町の風景が広がっていた。

           

           

           今年の見納めかな。菜の花畑の先はもう山林だ。

           

           

           尾根越しの隣の集落にも菜の花畑。花に囲まれている。

           

           

           広角に引いてみると花の色が薄くなってきているのがわかる。

           

           

           来年は花盛りの時季に各地の菜の花を巡ってみようと思う。 2020年4月3日


          疫病対策 アマビエと野鳥と100日ワニ

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             なかなか新型肺炎が収束に向かってくれない中、・換気が悪い・多くの人が密集・近距離での会話や発声、の3条件を避けて過ごすには、

              ー柴發任犬辰伐瓩瓦→読書やブログ書きながら窓の外を見て過ごす

              ⊃佑両ないところを散歩する

              D爐蠅筌魯ぅングに行く

            か、その組み合わせくらいしか思いつかない。でもいい機会かも。まず,ら。

             

             窓辺でパソコンに向かっていると、ネット上で江戸時代末期の肥後の海に現れたという疫病退散妖怪『アマビエ』の話題が盛り上がっていた。水木プロダクションから故水木しげるさんの原画がツイッターで公開された。海外にも拡散しているらしい。#アマビエ 熊本

             

              

             

             

             

             

            なるほど、妖怪というより「アマビエ様」か。地元の海から現れたというのもいいな。

             

             さてパソコンの画面越しに窓の外を眺めていると、色んな鳥がやって来る。朝夕にはヤマガラがやって来る。

             

             

             この鳥、ゴールデンボンバーの”樽美酒”みたいな顔してる。

             

            最初は1羽だけで来ていたが、近頃は2羽連れだってやってくる。残念ながらまだ絵付けには成功してない。

             

             メジロも皆勤賞。この日はヤマガラとツーショット。互いに気にする様子はない。

              

             

             シジュウカラも時々やって来る。この日はヤマガラと同じ時間にやって来た。

              

             

             午後から夕方にかけて顔を出すのがキツツキのコゲラ。天草ではよく見かける鳥だ。

              

             毎回ほぼ同じ時間にやってきて、決まった順に木を巡る。モチノキに来て次に柿の木、その次に樫の木、最後に梅の木をつついて他所に飛んで行く。これがこいつのルーティーンだ。

             

             ジョウビタキキジバトもよく来る。キジバトは仲良くつがいで来る。

              

             

             たまにビンズイも顔を出す。

              

             

             ツイッターで話題になった『100日後に死ぬワニ』が3月20日に完結したが、その2日後まさかの類似体験をすることに・・・

             

             去年12月16日に我が家にシロハラがやって来た。

             

             それから毎日朝昼晩と顔を見せるようになった。庭の落ち葉を一枚一枚ひっくり返してエサを探していた。3月に入ると朝6時過ぎに澄んだ声でさえずって私を起こしてくれた。

             

             3月22日、野良猫が死んだ鳥でお手玉していた。ヒヨドリだと思っていたが、猫が置いて行った鳥はシロハラだった。まさかアイツ? 鳥違いであってほしいと願いつつ、毎日来ていた場所に埋葬した。

             翌朝、さえずりは聞かれなかった。葉っぱ返しにも来なかった。埋めた場所を見ていると涙が出てきた。ウチに来てから97日後の出来事だった  2020年3月27日


            秋に羽ばたく生き物たち

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               今週見かけた、秋の空を”飛ぶ生き物”たちです。

               秋に飛ぶと言えば『赤とんぼ』。初夏からあちこち飛んでいますが、だんだん赤が濃くなっていくようです。ウチの庭を縄張りにしているとんぼちゃん赤みが増して陽射しを浴びていました。

              今から40年ほど前、FMラジオで童謡「赤とんぼ」が流れました。歌っていたのは、なんとギリシャの歌手「ナナ・ムスクーリ」。すっかり気に入ってその足でレコード屋に向かい、買ってきたのが下のアルバム『HOME CONCERT』(邦題:母と子のために)です。ナナの深く温か味のある歌声に癒されました。

               

               とんぼの話が長くなってしまいました。次は生息域が北上している南国の蝶です。今週自宅の庭で初めて見る蝶がいました。羽の表には目玉印があって、裏側は枯葉の模様をしています。『タテハモドキ』。昔は鹿児島県以南でしか見られなかったそうです。天草で繁殖してるのかな?

               

               上天草市に高潮警報が出ていた10月1日、海抜ゼロメートル地帯でタテハ類の蝶がいるのを見つけました。車を降りてみてみたらタテハモドキです。周囲を回ってみたら乱舞している草むらを見つけました。この近くで繁殖しているのは間違いないと思います。ちょっとシャッターを切っただけでも6匹写っていました。

               

               庭先に突如として赤井曼殊沙華が咲いて赤井、数日で枯れたと思ったら、黄色の彼岸花が咲きました。そこに『モンキアゲハ』がやってきました。

               

               同じ海抜ゼロメートル地帯で見かけた白鷺、チュウサギです。狩りの瞬間を捉えました。

               直後の喉元を見て下さい。魚を捉えています。この後呑み込み直していました。

               

               おしまいはキジバトのつがい。この2羽は雨が降ると決まって一緒にここの電線に止まって語らいのひとときを過ごしています。10月4日

               


              続く長雨〜謎の噴水復活

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                 今年はエルニーニョも発生していないのにお盆明けから長雨が続いています。1日おきに雷が鳴っているような感じです。夏の長雨+雷多発=松茸の豊作 となるそうなので今年九州は豊作かもしれません。

                 雨の止み間に出掛けると、普段見られない景色に出会ったり、いつの間にか季節が進んでいることに気が付いたりします。雨上がりの朝、船を係留している港に出掛けると、棚底湾に浮かぶ小島様が海霧に霞んでいました。

                 

                 上天草市松島町の教良木ダム湖では、満水になった湖面に緑が映りこんでいました。ここに白馬でもいれば東山魁夷の絵になりそうです。

                2ヶ月ほど前まで湖底が見えていたのがウソのようです。

                 天草は傾いた分厚い岩盤が山の斜面になっている地形が多いのが特徴です。たっぷり降ると岩に浸み込みきれない水が岩盤に沿って流れ落ちて『観音の滝』(関連記事はこちら)みたいな滝が現れます。天草市倉岳町の浦地区では、雨の後数日間このような滝が数か所見られます。下の写真の白く光っている所は滝なんです。

                それぞれ結構な落差があります。

                 

                 

                 ダム湖周辺の植物は着々と秋の準備を進めています。春に咲いていたムベの花(下左)は、実になっていました(下右)。10月には紫色に熟して甘くなります。

                 

                 

                 5月にアイボリーの花を咲かせていたクマノミズキも実をつけ(下左)、クロガネモチ?の赤い実もありました(下右)。

                 

                 

                 渇水で止まってから、ダム湖が満水になった後も止まっていた『謎の噴水』が復活していました。

                 

                 相変わらず誰が何のために作ったものだかわかりませんが、これでいつもの風景に戻りました。  8月30日


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                プロフィール

                管理人のたかぴーです。2017年、定年を待たず少〜しだけ早く退職して天草に移住しました。東京での生活が正常だと思っていたのが間違いだった。とりわけコロナで過密都市の恐ろしさを実感している所です。ここ天草はWithoutコロナ生活を送れるパラダイス。是非お越し下さい。

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