釣りに忍び寄るコロナの影

0

     新型コロナウィルスとWithoutな生活をしていても、影響は暮らしに及んでいる。漁業にも暗い影を落としている。宴会や宿泊需要が蒸発してしまったため魚がだぶつき、養殖魚はもとより天然物ですら値が付かない。5月連休頃は天然鯛の浜値(海産物が水揚げ地で取り引きされる値段)がキロ300円(普段は千円以上)まで下落し、5月下旬には買い手がつかなくなったという。ダイヤモンドオンラインによると、真鯛の卸値がキロ10円になった地域もあるとか。

     6月に入るとおかしな事が起き始めた。急に鯛が釣れだしたというのだ。しかも30cm位で型が揃っていて、養殖場の近くほど良く釣れるという。噂では養殖業者が引き取り手のない鯛を『放流』してエサ代を抑え始めたらしいという。あり得ない話ではない。

     先日久しぶりに活きエビが手に入ったので釣りに出掛けた。この時期にしては鯛が良く釣れるが、しっぽの形や鼻孔の形から「養殖由来」っぽい。天然物は内臓脂肪がほとんどないので捌いてみると正確に分かる。翌日も同じポイントに出掛けたがほとんどが鯛。結局2日間で3.7kgを筆頭に2.1kg一枚、他9枚、計11枚の鯛が釣れたが、天然物はこのうち1枚だけだった。噂は本当かも・・・

     幸い、一番大きい鯛が天然物だった。きれいなしっぽだ。捌いてみても内臓脂肪はない。

     

     ただ大物過ぎて家族4人では食べきれないので、半身を親戚にお裾分け。お土産に収穫したばかりのトウモロコシをいただいた。

     

     鯛以外にはオニオコゼが釣れた。32cm740g。オコゼとしては良型だ。この高級魚ですら今は300円しないだろう(売る気はないからいいんだけど)・・・

     

     

     鯛も4キロ近くなるとウロコも大人の親指の爪よりでかい。透かして見ると縞模様が見える。

     

     

     昔理科でウロコで魚の年齢が分かると教わったことを思い出し、この鯛の年齢を調べてみたくなった。ウロコを撮影して上天草市にある熊本県水産研究センター(場所はこちら)に持ち込んで聞いてみた。

     受付で趣旨を話すとすぐ研究者を呼んでくれた。「ウロコは剥がれることがあるので正確とは言えず、正確な魚齢を知るには耳石をカットして調べる」ということだ。ウロコはあくまで目安だが、木の年輪みたいに筋ができるのでそれを数えればよいそうだ。写真の黒い線の数がほぼその魚の年齢だそうで、この鯛は6歳程らしい。孫より年上だった。恐れ入りました!

     

     

     ところで新型コロナの影響で価格が暴落しているという割に、店頭に並ぶ魚の値段は変わらないと感じられる方も多いだろう。そのからくりを先述のダイヤモンドオンラインで解説していた。分かりやすいのでご一読を(記事はこちら)。

     漁に出る人は回数を減らしたりして燃料費やエサ代を抑えるが、養殖はそうはいかない。下の写真を見て欲しい。

     

     船一杯にエサを積んだ船が何隻も出て毎日魚に与えている。生き物が相手だけにエサ抜きとはいかないのだ・・・

     皆さん、夕食に鯛料理を一品追加しませんか?  2020年7月10日


    コメント
    コメントする








       

    プロフィール

    管理人のたかぴーです。2017年、定年を待たず少〜しだけ早く退職して天草に移住しました。東京での生活が正常だと思っていたのが間違いだった。とりわけコロナで過密都市の恐ろしさを実感している所です。ここ天草はWithoutコロナ生活を送れるパラダイス。是非お越し下さい。

    最新の記事

    カテゴリー

    calendar

    S M T W T F S
          1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    3031     
    << August 2020 >>

    ☟ブログランキングやってます

    天草への移住情報

    Twitter

    archives

    recent comment

    links

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode