ニューシネマパラダイスの世界〜高倉健とさだまさし

0

     3年ほど前でしょうか、さだまさしがNHKの番組『生さだ』(なまさだ:今夜も生でさだまさし)でこう言ってました。『今度生さだを天草の第一映劇でやりたいね。やろうよ』。当時東京で”生さだ”を見ていた管理人はそれを聞いて『いいぞ!やれ!』。でもまだ実現していませんね・・・

     天草市の『本渡第一映劇』(場所はこちら)に行って来ました。天草に唯一残る映画館です。レトロというか、映画が娯楽の中心だった頃の雰囲気を保存している”昭和の文化遺産”と言えるでしょう。どこからかエンニオ・モリコーネの音楽が聞こえてくるようです。

     

     管理人が小学校に上がる頃、倉岳町棚底にも映画館がありました。保育園のお遊戯発表会はこの映画館のステージでした。管理人は鞍馬の大天狗役でした。当時は、夕方になるとその日上映予定の映画の主題歌が町中に流れていました。舟木一夫の『高校三年生』が流れていたことだけ、なぜか鮮明に覚えています。映画の他にマジックショー(当時は”奇術”と呼んでました)などの興行もありました。当時天草にはこのような映画館がいくつもあったと思います。

     本渡第一映劇は、かの高倉健さんが応援してくれたことでも話題になりました。館内には健さんの主役映画のポスターなどが所狭しと飾られています。生さだの放送の件もあって第一映劇のことは気にはなってはいたものの、そのうち忘れていました。ところが今年4月、鯛焼きが食べたくなって本渡銀天街の”まるきん”に行ったときのこと。第一映劇の上映予定表が掲示してあって、『万引き家族』を上映しているといういうので観に行くことにしました。「名画のリバイバル上映」くらいに考えてちょうどよいのです。

     映画はラスト近く、安藤さくらが一人アップで演技している場面が圧巻でした。映画もよかったですが、第一映劇が持つ独特の雰囲気(伝統かもしれない)はアナログ感で溢れ、ニューシネマパラダイスの世界を味わうことができました。

     入口の右隣には展示資料室があります。

     

     中にはポスターや昔のフィルム映写機が展示してあります。フォルムはまさに”映画のシンボル”です。

     

     チケット売り場と入口です。

     

     シアター入口です。

     

     観客は30人ほどでしょうか。あと20人入るとにぎやかなのですけど。

     

     文化が発信地から他所に広まって行く過程で、地方に伝わった頃には発信地の文化は既に変化しています。文化が伝わった地方では、発信地の文化がオリジナルな形で保存されると言います。例えば言葉。アメリカで”autumn”と同じに使われる”fall”は発信地の英国では今はほとんど使われません。フランス語で「郵便」を表す「クーリエ」は本国ではほとんど使われませんが、カナダのケベック州では「クーリエ」が通じるそうです。ここ第一映劇もシネマ文化が伝わってきた「時代」を残しているので、”文化遺産”級です。是非現地に足を運んでこのレトロ感を肌で感じてみましょう!  5月3日

    ぜひランキングにワンクリックお願いします!

    人気ブログランキングへ


    コメント
    コメントする








       

    プロフィール

    管理人のたかぴーです。2017年、定年を待たず少〜しだけ早く退職して天草に移住しました。東京での生活が正常だと思っていたのが間違いだった。とりわけコロナで過密都市の恐ろしさを実感している所です。ここ天草はWithoutコロナ生活を送れるパラダイス。是非お越し下さい。

    最新の記事

    カテゴリー

    calendar

    S M T W T F S
          1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    3031     
    << August 2020 >>

    ☟ブログランキングやってます

    天草への移住情報

    Twitter

    archives

    recent comment

    links

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode