鬼滅の里は ひなの里

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     各地でイベントが続々中止になっているが天草も例外ではない。そんな中、地元の方の手で実施されている祭りがあるので行ってみた。

     天草市五和町鬼池。昨年取り上げたように、ここには鬼にまつわる地名が多い(記事はこちら)が、もう鬼はいないみたい。それが”鬼殺隊”のなせる業なのかどうか真偽は知らない(たぶん偽)が、鬼池はここ数年「ひなの里」として知られるようになってきた。今年9回目を迎えた『鬼池ひなの会』だ。

     メイン会場のコミセンは旧鬼池小学校跡だが、別会場がある。『引板地区展示場』(場所はこちら)。ここはお薦めだ。コミセンからかなり離れているが、手作り感溢れ、お母さん達のこの催しに対する深い愛情が伝わってくる。こんなショットが撮れる。お雛様と漆黒の板屏風と手毬の素敵なコントラスト!

     

     路線バスのバス停「引板」から旧道に入って30mくらい。途中の民家も縁側に雛飾りを出し、道々に幟旗とお雛様を置いている。地域の賛同を得るには相当なご苦労があったろう・・・ここは良い人が多く住む町らしい!

     

     

     『引板地区展示場』に着いた。若干地味なので見落とさないように。

     中に入るとお茶のご接待。芋の天ぷら、

     茎ワカメの佃煮等地元の方の差し入れ。

     

     

     ドン・キホーテの圧縮陳列を連想するほどのお雛様の数。手作り手芸雛の販売も。

     

     

     左右のお姫様に挟まれたものは何ざんしょ?

     なんとまぁ、フェルトや布で出来た”手芸お重”でした。ク〜〜ッ!

     

     旧鬼池小学校跡にあるメイン展示場。学校跡だけに広い。ゆったりしたお雛様、といった風情。

     

     

     それでも新型肺炎の余波は及んでいた・・・

     

     

     イベントそのものを中止にすべきかどうか悩まれことと思う。ここまで入念に準備してきたのにという思いと感染拡大防止の観点とがせめぎあい。そして出された答えがこの張り紙だろう。皆さんの思いを想うとこみ上げてくるものがあった。来週は桃の節句だが、どうかこのイベントが続いていますように・・・  2020年2月28日


    世界文化遺産を支える出汁の町

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       正式にはユネスコの『無形文化遺産』。これに7年前『和食』が登録されて大いに話題になりましたね。

       その和食を支えるのは”出汁”(だし)。1990年代に和食の鉄人として一世を風靡した道場六三郎さんは「命の出汁」という言葉を使っています。料理のベースとなる出汁には、鰹節や昆布をはじめ色んな素材を使いますが、味に深みを増す”鯖節”や”鰯節”などの一大産地が牛深です。世界文化遺産といえば崎津集落が記憶に新しいですが、ここ牛深も世界遺産に関わる町なんですね。

       牛深で先週開催された『天草牛深 うまみ体感マルシェ』に行って来ました。

       「牛深節?牛深と言えばハイヤ節じゃないの?」

       民謡ではなく”かつお節”の節。鯖節や鰯節など、カツオ以外の節のことを『雑節』と言うそうですが、なんか雑な響きがあってどうかと思っていましたが、『牛深節』はいい!

       漁協で開催された初日のマルシェの様子です。翌日にイベントが集中しているのと冷え込みが強かったのとでちょっと人数少なめ。一番奥にはイベントステージ。

       

       

       色んな“節”があります。

       

       単身赴任で名古屋にいた頃、マンション近くのうどん屋「うえだ」に「当店は牛深産の鯖節を使用しております」と書かれていてうれしかったことを思い出しました。

       出汁と言えば味噌汁。味噌屋も出店。松合のヤマアさん。威勢の良い掛け声で大サービスしてました。

       

       マルシェで食事をした後、せっかく牛深まで来たんだから江戸時代に番所が置かれていた遠見山に出掛けることにしました。

       展望台まで行く途中、赤い鳥居が並んでいるお稲荷さんがあります。正面から見るとこうですが、

       

       横から見ると、もっとたくさんの鳥居が上の方に並んでいました。いったいいくつあるんだろう。すごい!

       

       頂上の手前に公園があって、水仙が咲いていました。

       

       公園の上の展望台。電波塔とかの鉄塔がいくつも立っていてちょっと目障り。

       

       でも眺めはステキです。”出汁の町”が一望できます。長島からのフェリーが入港中。

       

       ハイヤ大橋と下須島方面。

       

       結果として「”出汁マルシェ”をダシにして遠見山に行った」ということになりました。

       2020年2月14日


      麒麟は来た? 戦国の匂い〜棚底城跡

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         今年の大河ドラマのスポンサーはアサヒでもサッポロでもなく、麒麟だそうです。ちょうどドラマの時代、天草では豪族の栖本氏と上津浦(こうつうら)氏が『棚底城』を巡って争っていました。織田信長の父信秀が斎藤道三の稲葉山城を攻めて敗れた1544年から織田信長が今川義元を桶狭間で破った1560年までの争奪戦が、慶應義塾所蔵の『八代日記』に詳細に記載されています。

         天草市倉岳町にある国指定史跡棚底城跡』(たなそこじょうせき)。大河ドラマ放送開始前の1月11日、第7次発掘調査結果の現地説明会に行って来ました。

         集合場所の『倉岳登山道とフットパス案内所』(棚底地区振興会広場:場所はこちら)駐車場に30人ほど集まっていました。背景の丸っこい一番高い山が倉岳山、登山道の白い標識のとんがった先に見えるコントラストがはっきりした小高い丘が棚底城跡です。

        説明会の概略スケジュールと見学の注意を聞いてから現地へ向けて出陣!

         

         棚底城の入り口です。溜池のほとりに石碑があります。石碑の正面が登り口です。

        登り口の矢印の方向に上ります。

         

         

         登り始めて2分で最初の説明ポイント『切岸(きりぎし)』。敵の侵入を防ぐために山の斜面を削って崖にした、中世の山城の典型的な防御構造です。学芸員さん「落ちたら崖の下まで真っ逆さまですから気を付けて!」。僕らの影が長〜く伸びているでしょう? でもまだ昼の一時半なんですよ!

         

         切岸のすぐ上に防御のために掘られた横堀の跡。棚底城の東側には三重の横堀が作られているそうです。

         

         ここは横堀と縦堀がクロスしているところです。

         

         今回の調査対象の西側斜面に移動します。そこには調査のための掘られた穴が公開されていました。色白で若いイケメン学芸員さんが解説してくれました。発掘作業員の方も手伝ってくれました。

         

         今回の発掘は2か所。お城の西側の堀がどうなっていたのかを見極めるための発掘です。地層の時代特定など詳細な分析をされていました。

         

         発掘の際に出土した土師器(はじき)や陶器片です。

         土師器は出陣の際の戦勝祈願で酒を入れて飲んだ後に割るものらしいですが、中には割れてなくて端っこが熱で焦げているものがありました。灯芯を燃やした痕跡で、明りに使ったらしい。ここに戦国の人々の暮らしがあったのです!

         

         平らになっているところを”郭(くるわ)”と呼び、棚底城には尾根伝いにいくつかあります。ここは一番上の郭で、館の柱を立てた穴が発見されていますが調査終了後に埋め戻されています。

         

         下の郭から見た棚底湾です。

         

         もう一段下ると棚底の町と港が近くに見えます。

         

         今回で発掘調査はほぼ終わり、来年度から整備事業も始まるそうです。

         それにしてもいくつも気になる点があります。戦いのための出城だったはずなのに茶の湯をたしなむなど居住していた痕跡があるのはなぜか? 出土したベトナムやタイの陶磁器は誰がどのようなルートで持ち込んだのか? このお城のアイデンティティはどう定義すべきなのか・・・ 今後の研究に期待しましょう!

         

         正直なところ、城跡の草刈りに駆り出されて「こんなところの何が面白いんだか・・・」と思って作業していました。でも今回の説明を聞いた後、印象がひっくり返っていました。棚底城は面白い! ”ロマン”じゃなくて、戦国時代の人々がそこに生きていたという事実。そして何より、その時代の匂いが漂っていました!  2020年1月17日


        忽然と姿を消す神社

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           天草市の”旧本渡市街”から上島に向かう瀬戸大橋。橋の真ん中の直線(このあたり)では正面に山があり、山頂近くに鳥居と神社が見えます。「ああ、あそこね!」

           天草工業高校近くの跳ね上げ橋『赤橋』からも見てみました。

           

           

           瀬戸大橋の上では、車を止めての撮影はできないから、撮影するために徒歩で橋を上りました。ところが・・・

          ありゃ?神社がない!

           ありゃりゃ?どこ行った??

           そんなバナナ・・・肉眼でちゃちゃっと見つけることができません・・・消えた??

           

           その日の午後、瀬戸大橋の下のバス停から撮影しました。神社が現れた!

           

           これは光のいたずらでした。午前中は東からの光で神社が影になって見えにくく、午後は順光で白い社がくっきりみえるのです。勝手に「天草の七不思議」に入れることにしました。

           

           わざわざ撮影のために橋に上った甲斐がありました。橋の上で”ミサゴ”が出迎えてくれました。

          このミサゴ、一昨年からこのあたりの街路灯に留まっていたりホバリングしたりしている姿を見かけてましたが、至近距離で撮影できたのはきっとお年玉です!  2020年1月10日


          ブロッケンの妖怪現る!

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             天草に『ブロッケンの妖怪』が現れました。昔は妖怪と思われていたようですが、今では”ブロッケンの妖怪を見た人には幸運が来る”と言われているらしい。正体は太陽光と霧の粒が見せる”光のいたずら”。「ブロッケン現象」のことです。

             12月23日の朝。前日の冷たい雨が夜半に上がり、当日の朝は日の出から快晴。霧の都上天草市松島町教良木では、町全体が霧にすっぽりと覆われていました。

             

             

             これはいいサイン。走る道路もいい感じ!

             

             

             なんで”いい感じ”なのかと言うと、実は教良木ダム(場所はこちら)はブロッケン現象が時々見られる”隠れた名所”なんです。太陽を背にすると、霧や雲に自分の影が映り、自分の頭を中心にま〜るく虹が囲んで見える現象で、太陽を背にして霧や雲がスクリーンになったときに見られます。冬場の朝の教良木ダムは、下の図のような配置になることがよくあります。

             

             ダム湖を太陽方向に眺めると、湖面に湯気が立ち上って、水鳥が泳いでいました。

             

             太陽を背にして堰き止め部から下流方面を見ると・・・やったー!期待通りのブロッケン現象!

             真ん中の妖怪は私です。その周りに、少しぼんやりしていますが光彩が見えます。ここで一昨年もこの現象に出会いました。もう少し霧が濃ければ、このぼんやりした円が虹のように七色に輝くのですが、これでもめったに出会えない珍しい現象です。下に黒く見えるのはガードレールの影です。

             自分自身、ブロッケン現象に出会うのはこれで3回目。初めて出会ったのは三重県紀北町の風伝峠。「風伝おろし」という、霧が滝のように峠を下るスペクタクルが見られることで有名なところです。でも、あとの2回は教良木なんです。

             午前8時半頃でしたが、もう少し後、8時50分頃まで同じ気象条件が継続していればもっとはっきりした”妖怪”が見えたかもしれません。太陽の高度がもう少し上がって、影の頭とガードレールの上端の間がもう少し広がるともっといい写真になるのでしょうけどね。少し時間をおいてもう一枚撮りました。光彩が少しはっきりしたかな。

             

             濃霧注意報が出てたら、朝、教良木ダムに行ってみましょう。 2019年12月27日


            イルカはいるか な道の駅

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               上天草市のミオ・カミーノより半年早く天草下島にオープンした道の駅、『天草市イルカセンター』に行ってみました。場所はイルカウォッチクルージングの発着港、二江(ふたえ)港。

               二江に向かう途中、海岸線の道路からイルカウォッチングの船団が見えます。

               港に帰る船がいます。アップで見てみると・・・結構乗ってるんですね。

               

               二江港に着くと、さすがイルカの町。鯉のぼりならぬイルカのぼりがお出迎え。

               

               イルカセンターの白い建物が目に飛び込んできます。ミオ・カミーノの黒のデザインと真逆の感じ。でもイルカと海の青とのコントラストはマッチングOK。

               

               駐車場に車を止めて・・・と、ここまでは良かったのですが、マイカーご利用の方へお知らせ。誘導看板の表示通り左に行ったら駐車場はありません

               海側にちょっと傾斜した岸壁のスペースしかありません。「ま〜さか〜」と思いましたが、あれれ?県外ナンバーの車が止めてあります。

               隣に駐車することにしましたが、バックモニターには海が大映りして海に吸い込まれそうで気味が悪い。「操作をミスると海に転落」という恐怖感はみな同じなのでしょう、どの車も車止めまでバックせず手前で止まってます。地元の人には何でもないことかもしれませんが、海に向かってバックするなんて経験がある人の方がレア。インフォメーションに行って「表示方向の駐車場ってどこ?」と聞いたらこのことらしい。「駐車場に止めても全然OK」。そんなことどこにも書いてないじゃん! 駐車場に行ってみたら本当にガラガラ。バスはセンターに横付けしていてるので、バス駐車場には一台もいません。正直者が怖い目に合う、これが天草のおもてなし?・・・残念!! おもてなしの基本に立ち返るべきでしょう。

               気を取り直して中に入ります。出来たてできれいです。広々としたインフォメーション。

               

               奥は物産販売所です。写真は掲載しませんが、研修生らしき女の子が数人、チーフから説明を受けていました。研修に夢中で客が入ってきても教官すら顔を上げません。オープン初日でもないのにねぇ・・・

               

               二階はレストラン。吹き抜けの階段には大漁旗が掲げられていて雰囲気を出しています。

               

               二階の漁師レストラン。レイアウトは団体客向け。この配置、個人客は入りにくい。

               この日は団体さんがやってきて、ガラガラだった一階売り場が一瞬賑わいました。

               どうも団体客用の道の駅みたい。個人客はあまり眼中にないみたい・・・おもてなしなんて言葉とは無縁だし子供連れが息抜きできる場所もなし。わざわざここまで来て漁船でイルカを見にに行かなくても、上天草からならきれいなクルーズ船で行ける。子供連れならこちらを選ぶでしょう。少人数でくつろげる設備や近隣の施設が集中するのも上天草。気軽に日帰りドライブするにはちと遠い二江。だからご年配の団体客をターゲットにしているんだと考えれば、棲み分けされていると言えるかもしれませんが。 10月25日


              ボルダリング、始めるなら天草?

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                 Jetstarの機内誌今月号で”天草の新たな観光拠点施設がオープン”と紹介されていました。10月の3連休初日に上天草市にオープンした、その『Mio Camino』を紹介します。

                 天草五橋の5号橋と4号橋の間にある「前島」。五橋めぐりやイルカクルージングの発着場、おしゃれなリゾラテラス、水族館シードーナツなど様々な施設がありますが、リゾラテラスの隣は去年の4月まで下の写真左のように空き地でした。そこに下右の写真の建物ができました。

                 

                 

                 黒い建物は自分をあまり主張せず、落ち着いた雰囲気になっています。オープンニングの和太鼓の演奏が始まりました。

                 

                 では中に入ってみましょう。お祝いのお花がズラリ。おめでとうございます!

                 

                 インフォメーションのお姉さんの動き気がちょっとぎこちないところが初々しい。まさにオープン初日ですね。

                 

                 開放的なガラス越しに4号橋が見え、プロジェクションマッピングを見ているようです。

                 

                 マーケットのようすです。休憩スペースがあって、コーヒーやアイスクリームをいただくこともできます。まだキャッシュレスの機材が揃っておらず現金だけ。「じゃ、いいです〜」とは言わないで! 早くのキャッシュレス化が待たれます。

                 

                 天草と言えば海、なんでしょうが、なんとここには『ボルダリング体験コーナー』がありました!

                 早速子供たちがトライしていました。

                意表を突く設備でした。子供達も楽しそう!

                 

                 隣にはバーベキューのテントがありました。

                 

                 目の前は海。カヤックも準備されています。

                 

                 駆け足で回ってみましたがいかがでしたか? 冬場でも海を眺めながらのんびり時間を過ごすことができそうです。すぐ近くにレストランや水族館もあるので、一日のんびりするのもいいですよ。  2019年10月18日


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                 新型コロナウィルスと無縁でいられるはずはないが  ここ天草はWithoutコロナ生活を送れるパラダイス。  東京の普通が本当は異常だったと感じた人は多いと  思う。だったら「天草に来ない?」というブログ!

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