Withoutコロナ窓辺のリトルワールド

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     やっと梅雨明けしたらしい。今年は長かった。毎日のように雨が降ったこの2ヶ月は意識しなくても巣ごもり時間が長くなった。窓の外を眺める時間も長かった。おかげでそこで繰り広げられる生き物たちのリトルワールドを楽しめた。

     

     窓の外に梅の木がある。そこにホオジロの♂が来ておしゃれを始めた。ワキのニオイが気になる?

     

     

     正面から見たら面白い顔

     

     

     木の下ではお母さんホオジロが新居の材料を集めていた。

     

     

     夕方になるとアゲハチョウが今夜の寝床を探しに来る。倉岳町棚底地区は石垣の町。我が家にももれなく石垣があるが、ちょうどよい風よけになるらしく、毎日何匹もやって来る。

     

     

     その日によってベスト条件の場所があるらしく、必ず同じ木に集まって”場所取り合戦”をしている。折り合いがつけば相部屋も。

     

     

     石垣にはカニも住んでいる。雨が続くある夕方、石垣から顔を出したところ。

      

     

     風呂場のガラス窓にはヤモさん(ヤモリ)がやってくる。明かりに寄ってくる虫を捕まえてくれる良いヤツだ。去年も来てたが今年は一回り大きくなってた。

     

     どうしてヤモリはガラスでも天井でも平気で歩けるんだろう?そのメカニズムが解明されたのは今世紀に入ってからなんだとか。手足の特殊な構造で”ファンデルワールス力”という分子間力を利用しているそうだ(参考動画はこちら)。生物の持つ優れた機能や構造をまねて、ものづくりや技術開発に活かそうという『バイオミメティクス』という分野がある。日東電工が「ヤモリテープ」なる製品を開発中だそうだが、完成したらスパイダーマンが実現できるかもしれない。ちなみにヤモリの顔はポケモンの”ヒトカゲ”そっくり。

     

     窓から見える”小さな生き物の世界”は案外奥が深い。 2020年7月31日


    釣りに忍び寄るコロナの影

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       新型コロナウィルスとWithoutな生活をしていても、影響は暮らしに及んでいる。漁業にも暗い影を落としている。宴会や宿泊需要が蒸発してしまったため魚がだぶつき、養殖魚はもとより天然物ですら値が付かない。5月連休頃は天然鯛の浜値(海産物が水揚げ地で取り引きされる値段)がキロ300円(普段は千円以上)まで下落し、5月下旬には買い手がつかなくなったという。ダイヤモンドオンラインによると、真鯛の卸値がキロ10円になった地域もあるとか。

       6月に入るとおかしな事が起き始めた。急に鯛が釣れだしたというのだ。しかも30cm位で型が揃っていて、養殖場の近くほど良く釣れるという。噂では養殖業者が引き取り手のない鯛を『放流』してエサ代を抑え始めたらしいという。あり得ない話ではない。

       先日久しぶりに活きエビが手に入ったので釣りに出掛けた。この時期にしては鯛が良く釣れるが、しっぽの形や鼻孔の形から「養殖由来」っぽい。天然物は内臓脂肪がほとんどないので捌いてみると正確に分かる。翌日も同じポイントに出掛けたがほとんどが鯛。結局2日間で3.7kgを筆頭に2.1kg一枚、他9枚、計11枚の鯛が釣れたが、天然物はこのうち1枚だけだった。噂は本当かも・・・

       幸い、一番大きい鯛が天然物だった。きれいなしっぽだ。捌いてみても内臓脂肪はない。

       

       ただ大物過ぎて家族4人では食べきれないので、半身を親戚にお裾分け。お土産に収穫したばかりのトウモロコシをいただいた。

       

       鯛以外にはオニオコゼが釣れた。32cm740g。オコゼとしては良型だ。この高級魚ですら今は300円しないだろう(売る気はないからいいんだけど)・・・

       

       

       鯛も4キロ近くなるとウロコも大人の親指の爪よりでかい。透かして見ると縞模様が見える。

       

       

       昔理科でウロコで魚の年齢が分かると教わったことを思い出し、この鯛の年齢を調べてみたくなった。ウロコを撮影して上天草市にある熊本県水産研究センター(場所はこちら)に持ち込んで聞いてみた。

       受付で趣旨を話すとすぐ研究者を呼んでくれた。「ウロコは剥がれることがあるので正確とは言えず、正確な魚齢を知るには耳石をカットして調べる」ということだ。ウロコはあくまで目安だが、木の年輪みたいに筋ができるのでそれを数えればよいそうだ。写真の黒い線の数がほぼその魚の年齢だそうで、この鯛は6歳程らしい。孫より年上だった。恐れ入りました!

       

       

       ところで新型コロナの影響で価格が暴落しているという割に、店頭に並ぶ魚の値段は変わらないと感じられる方も多いだろう。そのからくりを先述のダイヤモンドオンラインで解説していた。分かりやすいのでご一読を(記事はこちら)。

       漁に出る人は回数を減らしたりして燃料費やエサ代を抑えるが、養殖はそうはいかない。下の写真を見て欲しい。

       

       船一杯にエサを積んだ船が何隻も出て毎日魚に与えている。生き物が相手だけにエサ抜きとはいかないのだ・・・

       皆さん、夕食に鯛料理を一品追加しませんか?  2020年7月10日


      Withoutコロナ生活 サギが狙ってるよ!

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         東京で新型コロナウィルスの感染者がまた三桁に逆戻り。夜の歓楽街を中心に"感染の輪"が広がっているらしい。従業員でも客でも、出入りしたことを隠す人がいればそこで『感染経路不明』となってしまい、トレースできない。仮に1万人にたった一人、こんな人がいたとしても東京には1400人いる計算になる。「でも横浜にもいるでしょ?」「浦和にも」・・・

         感染リスクに怯えながら暮らすより、いっそのこと人と濃厚接触しなくて済む『Withoutコロナ』生活に切り替えたらどうだろう。一足早く天草で”Withoutコロナ生活”に入った一人として、そのワンシーンをレポートする。

         

         ボートで釣りをしている時のこと。近くの船で漁師の夫婦が仕掛けた網を回収していた。その船の一番後ろにアオサギが来て止まった。

         

         

         船の二人は気付いてない。サギはそろそろと魚の方に近づいて行く。

         

         おっと、奥さんが気付いて追っ払った。きっと以前に魚を”失敬”されたことがあるのだろう。こんな感じで、ちょっと人をおちょくったようなヤツが時々いる。

         

         こんなヤツもいる。防波堤の釣り人は雑魚を釣った時に猫や鳥に投げ与える人がいる。それを知ってて近くで待っているアオサギ。

         

         こんなことされると何か分けてあげたい気分になっちゃうのが人情だろう。

         

         アオサギは元々警戒心の強い鳥だ。例えば下の写真。定置網のロープの上に乗って小魚を狙っているヤツがいたが、100m以上離れたところから撮影する私の気配を感じて警戒し始めた。

         

         

         ちょっと動いたら逃げだした。羽が黒っぽいけどアオサギだ。

         

         こんな鳥がどうして人に近づくようになるのか。何かきっかけがあって学習したんだろうが、それは何だろう?

         ちなみにこの日はアジがたくさん釣れたが、私のボートには失敬しには来なかった。

         

         

         たくさん釣れたら親戚の農家にお裾分け。お土産に晩柑をいただいた。

         

         出荷用のべっぴんさんより器量は劣るが、味は一級品。他にも季節ごとに新鮮な作物も分けてくれる。まさにWIN-WINの関係だ。

         Withoutコロナ生活は食生活も豊かになる。     2020年7月3日


        With コロナ、どうする?

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          JUGEMテーマ:移住先を探す

           新型コロナの各種アラートが解除され、しばらくはWithコロナの生活になりそうだ。でも元の生活に戻れるだろうと考えるのは難しそうだ。解除後少しだけ元の生活に戻っただけであちこちでクラスター感染が発生している。夜の歓楽街だけでなく職場でさえも。それでも東京の人口は先月1400万人を突破、過去最高に。より一層3密を避けるのが困難になるのは避けられない。

           新型コロナは、免疫細胞に侵入して免疫システムを破壊することがあるという研究成果が公開された。この免疫細胞はヒトの胸腺で作られるが、胸腺は老化が早く70歳までには脂肪細胞に変化してしまうという。年を取るほどに再生産が難しくなるから、高齢者に重篤者が多いのかもしれない。だとしたら60歳を待たず、ウィルスを避ける生活に切り替えるのが賢明だ。50歳を超えた皆さん、早めに地方に移住して、Withoutコロナ生活に入ろう! 

           大手に勤務している人はテレワークやワーケーション(仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を組み合わせた造語で環境省が推進している。関連情報はこちら)を利用する手もある。ワーケーションは全国34の国立公園の活用整備を想定しているが、そう、ここ天草は『雲仙天草国立公園』にあるのだ。大手人材派遣会社も在宅での派遣を拡大、ルール整備やサービス拡充に取り組んでいる。『おうち派遣』なんてサービスも登場した。

           転職してしまうのも手だ。地方の給与水準は高くない。でも生活費がそれに見合って安くなる。都会にいた時の生活水準は維持できる。年金受給年齢までの仕事を見つければ老後資金を取り崩す必要はない。ただし地方では地域の活動に参加してあげないとコミュニティーが維持できなくなる。この点は覚悟しなければならないが。移住の相談窓口は天草市役所にある(こちら)。

           天草の生活の魅力は海や山のレジャーなど色々あるが、食材の鮮度と安さと種類の多さもその一つ。地域ごとに生産者が直接持ち寄る直売所があるが、その規模と種類の多さからお薦めはJA直売『天草とれたて市場』(HPはこちら)。野菜、果物、山菜、鮮魚、天草各地の加工食品やお惣菜も扱っている。ここに通うだけで季節を感じ、旬を味わうことができる。豊かな食生活とはこのことだ。季節が進むと山菜、野菜、魚貝類の主役が移ろってゆく。珍しい果物、”ムベ”の実なども出る。梅雨のこの時期は”やまもも”の実も味わえる。柑橘類も季節ごとに品種が変わりながら一年中楽しめる。今は天草晩柑の最盛期。鮮魚は実に鮮度が良く、しかも安い。地元ならではの魚も種類豊富だ。時には面白いものが出る。初めて見て買って、その味に驚いたのが”月日貝”(ツキヒガイ)だ。

           ←これが月日貝。天草ではアサヒ貝

            と呼んでいる。不知火海の深いと

            ころに住んでいる。『潜れ!さか

            な君』で紹介されたように泳ぎが

            得意。赤い方が上で白い方が下。

            上は平らで下は丸みがついていて

            茶碗のような感じ。殻ごと焼いて

            食べてみたら、貝柱はホタテより

            タイラギに食感が似ていて、甘み

            はホタテ同等であっさりしていて

            非常に美味。ホタテ以上だ!

            4枚入りで600円。生きている。

           

           

           もう一つ天草に来て初めて見た魚を。ヨコスジフエダイ。地元では”エミズ”。


           白身のおいしい魚で、料理屋向け。でも天草ではこの値段。グラム98円。昨年生まれて初めてこの魚を釣ったときは感動した。

           安くてうまい魚ばかりだが、マグロだけは高いのでご注意。

           

           おしまいに天草について、昭和の売れっ子作家獅子文六が書いた愉快な小説『南の風』(2018年6月出版、朝日文庫)の中にある天草の記述文を掲載する。ちょっと長いがお付き合いいただければ幸いだ。

           

           『由来、島というものは、女性的であるが、天草のごときは、肉づき豊かな、四肢の長い、勤勉にして従順な、地方的美人を聯想させる。歴史的に見ても、この島は、万事、受け身の生涯を送って来てるので、熊本、長崎、鹿児島という、荒くれ男のように、強力な三地方から、ジッと、光る眼で、睨まれてきた。その昔、小西、加藤に侵攻されて以来、私領になったり天領になったり、明治に入ってからも、一時、長崎県の管轄になったりしたが、どうやら、風に靡く柳の風情を、感じさせないでもない。言語の系統からいっても、天草弁という名はあるが、東は熊本、北は長崎、南は鹿児島と、それぞれの方言を、強く影響されてるのである。

           猜疑心と排他心は、この島に栖まない。島人は、他国人を歓迎するのみならず、勇んで、他国へ進出するのである。男もそうだが、殊に女にその気風がある。九州各地は固より、遠く大陸の奥まで、天草女の足跡を見ざるところはない。なぜ、彼女等は、欣々として、海を渡って行くのだろうか。一説によると、島にコメが不足なので、年中、甘藷を食わせるからだというが、そんなことをいえば、今の天草人は憤慨する。彼女等は、決して、白米を求めて島を出るのではない。もっと、深い、切実な、可憐な理由が、潜んでると思われるが、一朝一夕にはわからない。なにしろ、数百年も受け身の歴史が続いたのだからー

           とにかく天草は、女性的な島である。風光明媚なること、ちょっと類がなく、東海岸の多島海的特色は、松島と瀬戸内海を兼ねたようで、西海岸の海岸美は、頼山陽が詠んだごとくである。詩の島、夢の島ーといえば、どこの島の案内でも、キマリ文句だが、女性なこの島には、最も適応しているのである。

           そんな、女性的な島に、天草一揆というものが勃発したのは、不似合いのようだが、それも考えようである。女だって、怒るときには怒る。しかも、あの乱は、侵略戦ではなく、信仰の戦いだった。首領の天草四郎時貞は、絶世の美少年だった。その戦い振りも執拗で、シンが強くてー女臭かった。どう考えても、天草は、女性の島である。』

           

          そうは言っても、男性が移住したっていいんですよ!

           最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。 2020年6月26日


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          プロフィール

          管理人のたかぴーです。2017年、定年を待たず少〜しだけ早く退職して天草に移住しました。東京での生活が正常だと思っていたのが間違いだった。とりわけコロナで過密都市の恐ろしさを実感している所です。ここ天草はWithoutコロナ生活を送れるパラダイス。是非お越し下さい。

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