コロナ引きこもりを体験してみて

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     7月末、やむなく一時東京に戻った。用が済み、ウィルスなしで天草に帰るために始めた引きこもり生活が、やっと2週間経過した。幸いなことに体温・味覚・嗅覚・咳・倦怠感・喉の痛み・頭痛・筋肉や関節の痛み、どれも異変はなかった。

     

     それにしてもきつい2週間だった。家にこもっていたので運動不足がたたり体重は1キロほど増えた。ひたすら家でじっとしているだけのアルコール漬け(飲む方じゃなく消毒の方)の毎日で、心も折れそうだった。

     天草と違って窓の外にリトルワールドはなかった。一度だけキッチンの網戸にミンミンゼミが遊びに来たのが救いだった。ちなみに天草にはいないセミだ。

     

     

     テレビでは連日「新規感染者〇〇人」とか「若年層中心から高齢者へと感染が拡大」とか騒いでいる。筆者はついに60歳の大台に乗ってしまった上に自宅には高齢の両親がいる。自分自身の感染も恐ろしいが、家にウィルスを持ち込むことの恐怖の方が大きい。だから2週間の巣ごもりを実践したわけだ。

     想像はしていたが、ある意味想像以上の苦しさだった。見えない相手に取り憑かれないように気を遣うわけだから、まるで幽霊に怯えるような感覚になってしまう。幽霊がいそうだから飲食店には近づかないから東京都のレインボーステッカーは見たことがない。神経質にもなる。食料の買い出しに一回出ただけでもアルコール消毒や手洗いの回数は10回を超える。絶対に人と接触しないように時間をずらし周りを見ながら買い物。レジで現金を触ったらすぐ消毒、人が触わった可能性のある商品は家に帰ってから洗い、さらに手指消毒手洗い。我ながらよく耐えたと思う。

     

     毎日パソコンに向かいながらコロナビフォーアフターについてあれこれ考えた。

     会社員時代、自宅で資料を作ることも多かったが、携帯電話とPCとRASを持たされていたので、会社で作る資料は自宅でも作れた。承認や決済もワークフローを使った電子承認だったので出社の必然性はなかった。例外はお役所に提出するハンコ入り書類の作成くらいで、テレワークができる環境は整っていた。でも毎朝都心のオフィスまで通ってデスクで仕事をするのが当たり前だと思い込んで疑問を持たなかった。思い込みとは実に恐ろしいもので、実は通勤はヘンな風習だった”のだ。気が付かないうちに膨大な時間を浪費していたわけだ。

     

     当時からTV会議システムが活用され、国内拠点や海外拠点とはオンラインで打ち合わせが出来た。ただしシステムのある会議室にお互い集まる必要があった。それも最新のアプリを導入すれば、自宅からでも会議に出席できるし個別面談も可能だ。最近のTV番組のリモート出演を見れば納得できると思う。そうなると通勤どころか東京にいる必然性もなくなる。

     通勤は苦行だった。入社から2年半は西武新宿線で渋谷まで通っていたので、午前8時頃に山手線内回りで高田馬場から渋谷へ。世界で一番混雑する区間と言われていた。当時はフレックスもなく、冷房なしの車両も多かった。スシ詰めもいいところで、新宿で一旦車外に吐き出されてまた車内に詰め込まれ、渋谷で吐き出された時にはスーツのボタンがちぎれてなくなっていたなんてことはよくあった。身動きできないというより、息ができないほどの密度だった。フレックス出勤が普及して昭和の時代のようなラッシュはなくなったがぎゅーぎゅー状態は健在。名古屋に単身赴任したときに”極楽だ”と感じた。やはり東京は異常だと思う。

     

     東京一極集中を緩和するため、国は「スーパーシティ」とか「ワーケーション」とかいう概念を打ち出している。実現の基本にあるのはデジタルインフラなのだが、日本はハード面でもソフト面でも整備が遅れているらしい。事実天草市でも光回線は8割ちょっとしかカバーされていない。こんなインフラでは”移住しようぜ!”と言っても誰にも響かない。でも大丈夫。移住や東京との二重生活を薦めている以上、これは解決しなければならない。仲間と一緒に行動を開始したので、今後進展状況を時々発信したいと思う。   2020年8月14日

     


    コロナ禍に梅雨の盲点

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       今年の梅雨は長く激しかった。毎日のように大雨が降り各地で大きな被害が出た。大量の水と流木が八代海や有明海に流れ込んだ。八代海沿岸の宇城市では港が流木で塞がれていた。島原では海水塩分濃度が極端に低下して養殖アワビの稚貝が全滅するという被害も出た。連日の雨と湿気で住宅ではカビ被害が多発した。我が家もそうだった。ここにWithoutコロナ生活の盲点があった

       

       筆者は2018年11月17日に天草と東京との気軽な二重生活を紹介した(記事はこちら)。南多摩の自宅は残し、手入れを兼ねて年に数回LCCを使って戻っていた。オリンピックなどのイベントの際にはベースキャンプにするつもりだった。ところが今年1月に戻った直後、新型コロナがやって来て、以降戻れなくなった。そこにこの長雨だ。天草の自宅では客間の畳がカビの被害に遭った。ご近所でも普段使わない部屋が青くなるほどのカビ被害が出ている。半年も締め切った多摩の自宅は大丈夫だろうか? 大丈夫なはずはなかろう。7月の東京は雨が降らなかった日はわずか1日。天草より条件は厳しいかもしれない。グズグズしていられない。住めなくなる前に手入れしなくては!

       

       妻と一緒に車で戻る決心をした。南多摩地区は23区に比べると新型コロナ感染者は少ないが、感染拡大中の東京であることに変わりない。自分たちの感染防止もさることながら、高齢者が多い天草にウィルスを持ち帰ることは絶対に避けなければならない。そこで、家の手入れが終わったら2週間家に籠って外部との接触を断ち、その間体温・味覚・嗅覚・咳・喉の痛み・倦怠感・頭痛・筋肉や関節の痛み、に異常が無ければウィルスなしとして天草まで一気に戻ることにした。

       

       体力を考えて行きはフェリーを使うことにした。個室に籠っで大阪まで行き、車を下りずにまっすぐ東京に向かう。午前中に天草を発って新門司港に向かった。ICを降り、コンビニでお弁当と飲み物を調達してクーラーバッグに入れ、港に着いた。乗船前には全員サーモグラフィーの検温チェックを受ける。レジに並ぶのと同じで距離を取って並んで受ける。でも人はまばらで3密(集・近・閉)にはなってない。WEB決済しているから車窓からQRコードをかざして非接触でチェックイン。窓を閉めたまま乗船する。コンテナやトラックも少なめだが、平日とはいえマイカーは17台しかいなかった。天草の御所浦フェリーより少ない。事態は深刻だ。

       乗船して展望ラウンジを通って個室に行く。展望ラウンジは海に向かって横一列に座る構造なので、おしゃべりしない限り飛沫感染リスクは極めて低いと思われるが、それでも座席を間引いて間隔を取っていた。細かなところまで感染対策がなされている。フロントで鍵を受け通り、アルコール消毒して抗菌加工が完了したばかりの個室に入る。入ってまた手洗い、消毒。

       お弁当を食べている間に日が落ちて、出航の銅鑼が鳴った。やがて蛍の光が流れる中、船はゆっくり桟橋を離れて行く。ターミナルビル前にはフェリー会社の窓口係の皆さんや誘導員の皆さんが総出でペンライトを振りながら見送ってくれた。コロナ禍に一生懸命耐えている人たちの姿に、目頭が熱くなった。「行って来ます。お互い頑張ろうね!

       

       

       翌朝、車で下船してそのまま東京に向かった。阪神高速から名神、新名神、伊勢湾岸道、新東名、圏央道を一気に走って夕方に自宅に着いた。予想通り、多摩の家はカビが出てはいたものの、幸いなことに恐れていたような悲惨な状態には至ってなかった。すぐにエタノールで消毒しながら家中を拭いて寝る場所を確保した。洗濯槽にもカビの被害があったのでその日のうちにアリエールで洗浄した。

       翌日は食器棚と織機をはじめとして家中の清掃と消毒、土まみれになりながら庭や家の周りの草むしり。空いている時間帯を見計らって食料品の買い出しにも出た。買い物の頻度を減らすために缶詰や冷凍食品も多めに調達した。

       

       いよいよ巣ごもり生活開始。東北大学名誉教授の賀来先生監修の『新型コロナ感染症 市民向け感染予防ハンドブック』を参考に検温記録も日に2回実施。手洗いやドアノブの都度消毒はもちろんだが、買い物先も新宿方面の通勤客が多く立ち寄る駅前のスーパーを避けるなど、独自に工夫も。車をシェルター代わりに使うので車のドアノブとハンドルも都度エタノール消毒する。オーストラリアの外出規制に『散歩は一日1時間以内で5km以内』とあるので、これもガイドラインにした。でもこれまで一回しか出ていない。感染症対策分科会によれば「野外を歩いていたり、感染対策を取っている店舗での買い物や食事、換気されている電車での通勤・通学でのマイクロ飛沫感染の可能性は限定的」とのことなので、今やっている対策で十二分なはずだ。

       

       東京での巣ごもり生活はまだ続いている。たとえ新型コロナに罹らなくても、こんな生活を続けていればそのうち体調を崩してしまいそうだ。『田舎に暮らしてたまに息抜きにひょいと東京に飛ぶ』。もう出来なくなってしまうのだろうか?苦悩の巣ごもりは続く・・・  2020年8月7日


      生き物たちと”緊急事態”

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         梅雨入りした天草から、生き物たちの”緊急事態宣言”&”アラート”をレポートする。

         

        【ビフォー アフター】

         ビフォー:緊急事態宣言解除前。「ソーシャルディスタンス」対応するサギたち。

         

         

         アフター:緊急事態宣言解除10日後。

         

         宣言が解除されても3密は避けようね。

         

        【救助要請】

         いつの間にか我が家に棲みついて仲良くじゃれあっている兄妹の猫。”一太郎”と”花子”と呼んでいる。梅雨の晴れ間のこの日は「さるすべり」の木に登って遊んでいた。猿は滑っても猫はスベらないらしい。

         

         雨の日の夕方、花子が二階の窓の手すりに登って表の道路を眺めていた。雨続きでヒマを持て余して冒険に出たらしい。風流なもんだ。30分後外を見たら一太郎が一匹で騒いでいる。外にに出たら足元にまとわりついて大声でニャーニャー鳴き続ける。二階では窓の手すりの隙間に花子がまだじっとしている。一太郎の救助要請らしい。花子が下りられなくなったらしい。窓から手を伸ばして抱え上げ、一階に下りる。じっとしている。助けてもらっていることは分かってるらしい。濡れ縁に放して救助完了。一太郎のアラートは、こうして解除された。

         翌日も雨。この日はおとなしく濡れ縁で仲良く昼寝(濡れ縁とは言っても雨は当たらない)。手前の首が白い方が花子。

         

         

        【隙間風か、ソーシャルディスタンスか?】

         雨の中、緊急事態宣言が解除されたのに、微妙な距離感をキープ中のキジバト夫婦。雨の中このまま30分以上じっとしていた。いったい何があったのか・・・

         

         

        【一時退避】

         急な雨にあって、民家の軒先に一時退避するカラス。

         

         

         天草の梅雨はまだまだ続く。   2020年6月19日


        梅雨入り間近の海辺をドライブ

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           九州が梅雨入りのカウントダウンモードに入っている先週、国道266号線沿いに海辺をドライブした。

           天草市倉岳町のえびすビーチ(場所はこちら)には、防護柵のブイが設置されて砂の補充工事が行われていた。カヤックフィッシングをするには、砂浜から釣り場に直接出られないので不便だが、柵の内で遊ぶには安全だ。

           

           

           宮田第二トンネルを抜けた海岸の電柱(場所はこちら)に、ラブラブなトンビがいた。

           

           

           梅雨入り間近なので湿気が多い。栖本町古江からは”おっとっ島”(つづら島)が霞の中に浮かんでいた。

           

           

           その朦朧とした海を、陸からえびす様が見守っておられた(こちらに鎮座)。

           

           

           翌日、266号線を上天草市方面に走ってみた。倉岳⇔龍ヶ岳区間では新道の建設工事が行われている。266号線は棚底湾をぐるりと回っているので、対岸から工事の様子が見える。この工事が完成すれば快適なドライブ道路になるだろう。楽しみだ。

           

           

           龍ヶ岳町に入ってしばらく走った小さな漁港の防波堤(場所はこちら)で、2人と1羽がじっとウキを眺めていた。天草の平和な朝のワンシーン。

           

           

           龍ヶ岳町の東風留(こちどまり)では漁網を積み下ろししていた。この網いくらくらいするんだろう?

           

           

           港から266号線に戻ると、コンクリートの壁に大きな半円が描かれていた。描いたのは誰?

           

           

           266号線をさらに北上して姫戸町に入る。”日本で3番目に大きなアコウの木”という看板を見て、永目神社(場所はこちら)に立ち寄る。なるほど大きい。

           

           

           

           アコウの木と言えば、天草町にある『ラピュタの木』を思い出す(その記事はこちら)。

           

           さらに北上して松島町に入る。阿村(あむら)の堤防で思い思いに釣りをする人達(アオサギはいないけど)。

           

           

           堤防から水俣方面を見ると、船が霞の中に浮かんでいた。

           

           

           この時期は水蒸気のいたずらで面白い景色に出会える。  2020年6月12日


          アフターコロナ〜釣りの話をしよう

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             東京では都庁やレインボーブリッジが赤くライトアップされてしまったようだが、この機会にアフターコロナの生活について考えてみたい。

             日本では圧倒的大多数が都市部に密集して暮らしている。都市部では朝夕は満員電車に詰め込まれ、昼間はオフィスビルに大勢集まって仕事をする。ところがこれががウイルスが大好きな環境だったことが露呈した。世界のどこかで数年おきに疫病が流行していたが、今回の疫病は世界中の人を『当事者』にした。国も会社も個人もウイルスが好む環境を避けようと動いて一旦は落ち着いた。でも流行が収束したら元の生活に戻るのだろうか?それはつまり、また疫病が流行ると巣ごもり、地震や台風に襲われると帰宅すらできない生活に戻るということではないか?

             キーワードの一つにテレワークがある。コアタイムをZoomでつないでおけば会社に集まる必要性も薄くなる。地方は光回線が普及してないところが多いが、無線WiFiがあれば日本全体が選択肢となりうる。首都圏の目ざとい人はテレワークを機会に房総や茨城方面にセカンドハウスを求めていると聞く。でもどうせ都心を離れるなら、思い切って遠くを目指すのはいかがだろう?例えば国立公園と世界遺産の島で温暖な気候の天草とか。

             アフターコロナの新しいライフスタイルに移行して天草に来たら、せっかくだから”釣り”というものを始めてみるのもいいと思う。釣りの話をしよう!

             候補地天草市倉岳町棚底。不知火海に面し、倉岳山のすそ野の扇状地に広がったち〜さな町だ。棚底湾という入り江に面している。海から見るとこんな町だ(撮影場所はこちら)。

             

             

             逆に山の方から湾を見ればこんな感じだ(撮影場所はこちら)。

             

             こんな水鏡のような日は月に数回しかないが、見るといつも心が穏やかになる。上の写真の湾の中央右端に、小さな島が見える。『小島様』だ。詩人の野口雨情が当地を訪れた時『後ろ倉岳前龍ヶ岳、中の小島は浮き沈み』と歌った島だ。小島神様が祀られている(場所はこちら)。船で近くに寄ると、こんな感じ☟

             

             

             もう少し右を見ると、棚底港が見える。下の写真の真ん中より右下、御所浦行きのフェリーが見えているが、家並みと同化しちゃってるでしょ?

             

             

             このように田んぼの下はすぐ海。私の友人のN君は、平日早朝5時半から釣り、7時半に勤めに出て土日は家の畑の農作業、なんて生活を送るつわものだ。でもできちゃうんだね。

             海が近いので散歩がてらに竿を担いで堤防に出掛ける。大人も子供も週末は釣りを楽しむ。これから釣りを始める人はこんなところに見学に行って、話を聞いてみるとよい。子供たちは親切だ。もちろん大人も。他県からの移住者もいるよ。写真は棚底の旭港(場所はこちら)。

             

             

             棚底港の灯台(場所はこちら)のある防波堤はメジナのウキ釣りやアオリイカのエギングが盛ん。夏から秋になると小アジのサビキ釣りが盛ん。真夏にはシーバスを狙う夜釣りの人も多い。下の写真はエギングとウキ釣りの人達(船から撮影)。

             

             

             下の写真はエギングの少年たち(陸から撮影)。

             

             

             釣りの話が出来る仲間が出来ると、「この魚の釣り方はこの人に聞け」みたいなネットワークが出来てくる。好きな魚、好きな釣り方など自分なりの楽しみを見つけている達人たちだ。そんな人の話を聞いていると、堤防では物足りず自分でも海に出たくなる。ゴムボートシーカヤックに乗ってみる。特にシーカヤックは散歩目的でも結構楽しい。ゴムボートは安定してるがスピードが出ないので、免許のいらない船外エンジンを付けてる人が多い。陸から海に舟を出せる場所が少ないのが玉に瑕だ。

             実際に倉岳町ではカヤックやゴムボートで釣りに出る人は多い(と言っても10人いるかいないか)。

              

             

             管理人もカヤックに1年半乗って、それから船の免許を取って船を買った。一言いうなら、魚はイキが命。いくら生きていても仰向けになって何とか生きている状態だと、もはやスーパーの切り身と同じになっている。もし天草でカヤックフィッシングをしてみたい人は、管理人と共に対策を協議しよう(失敗談はきっと役に立つと思うから)。今日も櫓漕ぎ舟が出漁する。

             

             

             倉岳町には櫓こぎの舟で漁に出るプロが2人いる。当ブログでも何度か取り上げたが、どんな人なのか情報を集めてみた。

             倉岳町宮田の海岸でいつも櫓漕ぎ舟で釣っているおじいさん。私の友人が櫓漕ぎ舟で近くに寄って行ったら、スルスルっと舟を動かして離れて行ったそうだ。あるベテラン漁師はその理由についてこう話してくれた。「昔は魚探なぞ無かったもんで、釣れたところと潮時ば徹底的に覚えたもんだ。三角測量の要領で”あの山のこの岩とあの島のあの線が重なったところ”ちゅうごつ。さらに海底の地形ば知るために、糸に鉛ば結んで沈めて”1ヒロ、2ヒロ”と深さば図って回って”ここにどん位の深さの瀬があってどっちに向いとるけんここがよう食う”という風に。家族の食い扶持も子供の学費も手釣り一本で稼いだもんじゃ。じゃっで人が近くに寄って来たなら、ポイントば知られんごつすぐ避けよらした。底ん地形ば覚ゆっだけで2年くらい掛けよった」。ということはコロナ不況と似たような苦しい時期が2年もあったってことか・・・

             ちなみに今は魚探があるので、海底地形図は測量して10分くらいで出来る。しかし91歳で現役で漁に出られる方のお話を聞くと、彼の棚底湾の知識は機械以上の精度を持っているらしい。瀬の姿形まで知り尽くして1m単位で釣れるポイントを特定できる、GPS顔負けのすご技だ。

             漁港にいるだけでいろんな人の話が聞ける。実に面白い。   2020年6月5日


            海辺に戻りつつある日常

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               講談社の『Day to Day』という連載企画がある。毎日違う作家が書き下ろし文を寄稿していて面白い。ご興味のある方はご一読を(こんな短編も)。

               さて4月の緊急事態宣言を受けて海岸から人の気配が消えていた天草。それもそのはず、ゴールデンウィーク中は日に3回も防災無線で『屋外のレジャーを自粛して、釣りや潮干狩り、キャンプなどはしないで下さい』と繰り返し放送していた。広報カーでも海岸を巡回する念の入れよう。堤防には『コロナ感染防止のため当分封鎖』という張り紙がされ、三角コーンで立ち入りを禁じていた。釣り人からは『どうして釣りばかり目の敵にするのか』という恨み節も聞かれたくらいだ。

               その甲斐あって、天草からは一人の感染者も出さずに宣言が解除された。放送も張り紙もコーンもなくなった。そして迎えた大潮。天草の海辺を訪ねてみた。

               午前中は満潮の時間帯だ。宮田漁港の堤防には、久しぶりに釣り人の姿が戻った。

               

               

               栖本町との境の海には3週間ぶりにカーボンフリーな櫓漕ぎのおじいさんの姿も戻った。自粛の必要などなかったと思うが、いわゆる”同調圧力”が働いたのか。でも元気そうでよかった! 背景の富士山は産島(地元では”天草富士”と呼ぶ)。

               

               

               えびすビーチでは早くも泳いでいる子供たちがいた。

               

               

               あちこちの堤防に親子の姿が戻っている。長い自粛は辛かったよね・・・

                

               

               午後は干潮の時間帯。海から顔を出した瀬にも磯釣り人の姿が戻った。

               

               

               えびすビーチには潮だまりの生き物を獲っている子供たちがいた。理科の宿題かな?

               

               

               釣りの次に目の敵にされていた潮干狩りはどうだろう。地元の磯にはカキや海藻を採っている人がいたが、潮干狩りの本場、本渡瀬戸に行ってみた。おー、いるいる。何か所か人の群れがある。

               

               

               団体からちょっと離れたところに親子連れの姿。子供たちも楽しそう。よかったね! 向こうには建設中の瀬戸大橋工事の航路監視船が見える。

               

               

               有明方面に目を向けるとおじさんの後ろについて行く子供達。「はよけ!(早くおいで!)」これから獲り方を教えるらしい。その向こうには砂の縞模様がきれいに並んでいる。

               

               

               干上がると本当に狭い本渡瀬戸。砂州に囲まれた狭い航路を、御所浦行きの栄久丸が行く。まるで砂の中を走ってるみたい。

               

               

               みんな海に出たくてうずうずしてたんだね。子供の姿がないと天草の海らしくないよ。みんなよく我慢したね! 2020年5月29日


              Stay Home 用サプリメント

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                 Stay Home の巣ごもり生活は、家族関係にも微妙な影を落とす。例えば夫婦。朝早く仕事に出掛けて夜遅く帰って休日は朝からゴルフの練習に行く。そんな夫が毎日家にいて仕事するわ、休日も外出自粛で家に居るわ。妻にしてみれば夫がいない時間が長いのが普通だったのに調子が狂っちゃうし、夫は居候みたいな居心地の悪さを感じてしまう。そんな微妙な空気に少しだけ役に立つサプリメントを、ここ天草からお届けしたい。

                 キジバトの夫婦が雨の日によくここで語らいのひと時を過ごしている。一緒にいるだけで楽しかったあの頃の気持ちをちょっとだけ思い出してみるのはいかが?

                 

                 

                 早春には群れで飛び回っていたカワラヒワが、桜の花が咲くころにはパートナーと仲良く寄り添っていた。

                 

                 

                 一日一回一時間程度の散歩の途中。畑の中に生えている木に止まったホオジロの夫婦に出会った。このあと仲良く同じ方向に飛んで行った。

                 

                 

                 一羽でいるところしか見たことがないキツツキ(コゲラ)だが、この日はペアで外食。

                 

                 

                 海の上にも仲良しがいっぱいいる。冬の渡り鳥としてやってくるヒドリガモの夫婦。天草の海辺で冬によく見られる。

                 

                 

                 ピッタリ息が合った飛翔を見せるカワウ。こんな姿を見たら、羽に釣り糸が絡んでお一人様生活をしているウが余計気の毒に感じる。

                 

                 

                 天草でどうしても外せないのが貴重な海鳥、カンムリウミスズメ。春の穏やかな海の上を寄り添うように散歩していた。

                 

                 

                 いかがだったろうか。仲の良い鳥たちの姿が心のヒアルロン酸になってくれれば幸いだ。

                                                 2020年5月22日


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                プロフィール

                管理人のたかぴーです。2017年、定年を待たず少〜しだけ早く退職して天草に移住しました。東京での生活が正常だと思っていたのが間違いだった。とりわけコロナで過密都市の恐ろしさを実感している所です。ここ天草はWithoutコロナ生活を送れるパラダイス。是非お越し下さい。

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